CEO, Dr. Max Lungarella (マックス ルンガレラ)に聞く
ddrobotecのビジョンは?
個人の健康的なライフスタイルを支援し、健康志向の高い社会作りに貢献することです。
ddrobotecのミッションは?
誰もがアクセスできる包括的なヘルスインテリジェンスプラットフォームを開発し、自身の健康と幸福をコントロールできるようにすることです。
ddロボテックのコアバリューは?
ddロボテックは、テクノロジーが社会的に適切なものであるべきだと考えています。社会的責任があるテクノロジーにより、「世界をより豊かにする」がモットーです。
ddロボテックからの価値提案
ddロボテックでは、神経筋、神経認知トレーニングのためのロボットトレーナーの設計、製造、販売を行っています。ddロボテックのトレーニングシステムは、個々の動きやトレーニングセッションの結果をリアルタイムでフィードバックし、さらにAIを使用することで、各ユーザーのニーズ、フィットネスレベルに適応したトレーニングを提供する自己学習システムです。わかりやすいユーザーインターフェース、遊びの要素を取り入れたエクサゲームを通じて、従来のアプローチよりもはるかに包括的にユーザーのモチベーションを高め、トレーニングに取り組むことができます。
ddrobotecが取り組んでいる大きな課題はなんですか?
高齢化と生活習慣病の増加に伴い、急性および慢性疾患を予防・管理できる効果的なヘルスケア・ソリューションへの取り組みが急務となっています。現存のソリューションは不十分で、エンゲージメントと精度に欠けているために、コスト削減も難しい状況であると考えています。私たちは、革新的な筋肉中心の認知機能向上アプローチにより、そんな世の中のヘルスケアの穴を埋めることを目指しています。
ddロボテックのインスピレーションの源は?
人々や社会を変え、私たちの日常生活に影響を与えているいくつかのメガトレンドに着目しています。特に、都市化、コネクティビティ、デジタル化、個人向けカスタマイズサービス、健康の維持向上、傷害疾病予防など、人々の健康への意識が高まり、ヘルスケア、医療提供者への期待が高まっています。楽観的なテクノリアリスト*として、ロボットの助けを借りることで、生涯にわたって自立と尊厳を維持できるような未来を実現できると想定しています。*テクノリアリスト:バランスの取れた現実的な目でテクノロジーを評価する人
誰がロボットパーソナルトレーナーを使用していますか?
ユーザーがレクリエーション目的の一般人、プロのアスリート、ジャーナリスト、ティーンエイジャーであろうと、どなたでも、DDシステムによる認知力、筋力の向上を目的とした、個人に合わせたトレーニング・プログラムへの参加が可能です。
健康なら、なぜロボットを使う必要があるのですか?なぜ室内で運動するのですか?屋外で運動した方が良いのではないですか?
このような質問をよく耳にします。そうです。ランニング、ジャンプ、水泳、自転車、スキー、ハイキングなどは、屋外での素晴らしい運動です。元気が出て、ストレスが減り、怒りを抑え、鬱病と闘うことができます。しかし残念ながら、森や山から自転車で行ける距離に住んでいる人はそう多くはありません。驚くことではありませんが、運動不足は世界の大きな死亡リスクの一つとなっています。都市化の加速、高齢化、時間不足の拡大は、この傾向をさらに悪化させています。したがって、時間を効率的に管理しながら、運動不足を解消するためのモチベーションを高めることが大きな課題となっています。ddロボテックは、ロボットがその手助けをしてくれると確信しています。
エクスポネンシャルテクノロジーが医療システムに果たす役割とは?
ddロボテックのロボットは、21世紀のヘルスケア分野を大きく変革させる可能性を秘めています。まず、半自律的にトレーナーや医療従事者と遠隔で連携して作動させることができます。つまり、ロボットはトレーナーの行動範囲を広げ、効率化を図ることで、ケアの質を維持、向上させながらコストを大幅に削減することができます。さらに、ロボットを利用した遠隔トレーニングにより、医療サービスが行き届いていない地域へのアクセスを拡大することも可能になります。また、COVID-19パンデミックのように、医療システムに極度の負担がかかっている時には、ロボットを使用することで安全な距離からトレーニングや体力測定を可能にし、医療従事者への感染症感染のリスクを大幅に減らすことができます。